多分タイトルを見て、んん!?となった方もいるのでは?
はい、黒皮栗南瓜は一般的に流通している普通の南瓜です。
そんなの知ってるよ!と方がいたらすみません~汗
このサイトは野菜に興味がなかった方や外国人の方にも
旬の魅力を伝える場でもありますので、暖かく見守っていただければと思います。
さて秋に美味しくなる南瓜の紹介です。
【 黒皮栗南瓜 】
ウリ科カボチャ属の黒皮栗南瓜は「くりゆたか」や「みやこかぼちゃ」などの品種の総称です。
ちなみに南瓜というのは日本カボチャ、西洋カボチャ、ペポカボチャの三つに大きく分類されます。
僕たちが一般的に食べているのは西洋カボチャです。この黒皮栗南瓜も西洋カボチャです。
西洋のカボチャは甘く食べやすい品種になっております。
旬は9月ころから12月頃がオススメです。
収穫は夏の時期ですが、黒皮栗南瓜は貯蔵しておくことで
含まれるデンプン質が糖分に変わり甘くなります。これを追熟と呼びます。
2~3ヶ月貯蔵した南瓜は甘く美味しいので秋冬の時期が旬ともいえます。
美味しい見分け方は、南瓜のヘタのまわりが凹んでいたりコルクが乾燥していれば
完熟の証拠です。
昔から冬至に南瓜を食べると良いと言われている理由は
貯蔵した南瓜が追熟を経て、栄養分も蓄えるので体にも良いということを知っていたのでしょうね。
【 保存方法 】
丸のままなら風通しの良い場所で保存しましょう。
カットした後なら、種とワタを取り除いてラップに包み冷蔵庫へ。
【 調理方法 】
今回も簡単調理でまずは煮物です。
・南瓜四分の一
・300mlの水
・醤油大さじ3
・酒大さじ2、みりん大さじ2
まずは煮汁つくりから。水に醤油、酒、みりんを入れ沸騰させます。
沸騰したら弱火にして南瓜を入れていきます。
このときに皮の部分が下になるように置いてください。
アルミで落し蓋をしてコトコト、煮汁が少なくなるか南瓜が柔らかくなるまで
煮詰めます。これで完成です。簡単ですね~。(オトコの味方!)
他にも蒸かしたり炒めたりするのもオススメです。
もちろん南瓜の天ぷらも最高ですね~!
ちなみに外国産の南瓜は個人的に全く美味しく感じません。
同じ作り方で煮ても、甘くない固い皮苦い…
今まで良いのに当たらなかっただけかもしれませんが…。
【 栄養・機能性成分 】
主に
・βカロテン
・ビタミンC,E
・食物繊維など
βカロテンは免疫力アップや抗酸化作用もあるため生活習慣病予防にも役立ちます。
実の部分より皮のほうがβカロテンを多く含んでいるのでなるべく食べるようにしましょう!
また食物繊維も豊富なので便秘の予防にも効果的です。
【 最後に 】
食べるものが少なかった時代は夏に収穫して冬まで貯蔵が効く南瓜が重宝されていました。
今では通年なんでも手に入る時代ですが、昔の人の知恵のように
じっくり追熟した南瓜を秋に食べて体を温めていきましょう。