今、巷では健康食材と呼ばれるものが沢山あります。
その中にはまだまだ目立ってない野菜もあります。
今日は生活習慣病の改善や美容面でも効果があると
言われている「菊芋」のご紹介です。
【 菊芋 】
キク科ヒマワリ属の菊芋は9月頃に菊に似た綺麗な花を咲かせます。
そこから地中に塊茎と呼ばれるものが出来あがります、
これが菊芋です。
北アメリカ原産の菊芋は非常に繁殖力が強く
要注意外来作物に指定されているようです。
日本では迷惑な雑草扱いだったようです。
そんな生命力が強い菊芋なので
化学肥料や農薬を使わなくても育つのが魅力だと
言う農家さんもいます。
そしてこの菊芋の魅力は栄養にもあります。
下の栄養で詳しく説明しますが
メタボ、糖尿病などの生活習慣病の改善や
美肌シミや便秘のなどの美容面でも効果があると言われています。
地域にもよりますが、12月前後が旬です。
店頭に置いてあるもので、触ってみて
硬いものは鮮度が良いです。
柔らかくなっているものは乾燥しているので注意しましょう。
【 保存方法 】
洗わないで冷蔵庫に新聞紙を包み保存しておきましょう。
プランターがある方は土の中に入れておくと
冬の間は保存がききます。
乾燥するのもひとつの手です。薄くスライスしたものを
サッと水洗いして天日干しにすることで
調理にも活かせます。菊芋チップスなんかもいいですね~!
【 調理方法 】
今回は天然菊芋に力を入れている佐賀県三瀬の
地元ならではのレシピを参考にさせていただきました。
「菊芋のまぐらかし」という料理です。
・菊芋 250g
・濃口醤油 100cc
・酢 50cc ・砂糖 50g
まずは菊芋を3mmの厚さにスライスし水にサッとさらします。
調味料を鍋に入れ火をかけます。
調味料が煮立ったら菊芋を入れ調味料を浸します。
再度調味料が沸騰したら火を止め冷めたら出来上がりです。
菊芋の食感を味わいながら、昔ながらの調理法が
懐かしくなる料理です。
サラダなどの生食にも向いています。
菊芋はゴツゴツしているので
しっかりと泥や土を落としましょう。
皮は向いても向かなくてもお好みで!
【 栄養・機能性成分 】
主に
・イヌリン
・食物繊維、ビタミンB群、ミネラルなど
やはり注目はイヌリンです。天然のインシュリンとも呼ばれ、水溶性食物繊維で多糖類です。
イヌリンは血糖値の上昇を緩やかにしたり、便を促したりします。
一般的に糖尿病や便秘解消にも効果があると言われています。
また菊芋はデンプン質をほとんど含まず、ほんのり甘い糖でありながら
低カロリーなので注目されている野菜でもあります。
【 最後に 】
スーパーさんでも菊芋を扱うところは
減ったような気がします。
今では農家さんが直販するところも
多いので取り寄せてみるも良いかもしれませんね!
もしかした農家さんならではのレシピなんかも
教えてもらえるかも。