12月に入り、日本各地では雪のニュースが連日放送されています。
年越しももうあっという間に…
と、その前に冬至です。冬至といえば柚子!
冬至に柚子湯に浸かると冬は風邪を引かなかったり邪気を祓ったりと
昔から言われていますよね。
柚子でも色々ありますが、今回は埼玉県の「桂木ゆず」のご紹介です。
【 桂木ゆず 】
埼玉県毛呂山町は日本最古のゆずの産地としても有名です。
奈良時代から栽培されていたという記録もあるみたいです。
そしてこの地にいた串田市太郎という方がゆず栽培を本格的に広げました。
串田氏が住んでいた地名が「桂木ゆず」の名前の由来にもなっています。
桂木ゆずは表面がごつごつしていますが
芳醇な香りで昭和初期の市場価値は非常に高いものとなっておりました。
現在では市場流通外でも顧客がつくほどの人気があります。
この毛呂山の気候で育った桂木ゆずは糖酸比のバランスが良く
味が濃いのも特徴です。
柚子を選ぶ際に、新鮮なものほど香りが高いので覚えておきましょう。
【 保存方法 】
新聞紙に包み冬の時期なら常温で問題ないでしょう。
なるべく早めに召し上がったほうが香りも失われず楽しめます。
暖かい場所なら新聞紙に包み野菜室にいれておきましょう。
【 調理方法 】
柚子はどの料理にも合うと思います。
今回は手軽(いつも汗)な調理で
その美味しさを味わってもらいたいと思います。
まずは柚子を細かく千切りにしていき種を取ります。
ボウルに柚子とはちみつを適量入れ混ぜます。
完成…(はやい!!)
一晩寝かせても美味しいです。
子供のおやつとしてももちろん、食後のデザートにも良いですね。
【 栄養・機能性成分 】
主に
・ビタミンc
・クエン酸
・リモネン(香り成分)など
他の柚子にも共通する成分が含まれています。果実より果皮のほうが
栄養があるとも言われているので、調理する際には上手く皮も使い
栄養を摂り、寒い冬を過ごしたいです。
またリモネンにはリラックス効果もあります。
味と香り、両方を楽しみましょう。
【 最後に 】
今回は桂木ゆずにフォーカスしましたが
一般的な柚子にも共通しているので
柚子でお風呂に入り体を温めて、食べて美味しく健康に
12月を過ごしましょう!
また現在、桂木ゆずは地元の企業や大学を巻き込み
六次化にも力を入れております。
生産者の方は高齢化になってきているみたいですが
六次化も含め、桂木ゆずの美味しさに若い方が魅力を感じ
自分も農業をやりたいと感じてくれたら嬉しいですね。