おはようございます。
最近お世話になっていた地元の八百屋のおっちゃんが
異動してしまい寂しい気持ちでいます。
今日はそんな寂しさを吹き飛ばしてくれる果実のご紹介です。
【 完熟カボス 】
ミカン科ミカン属のカボスは
そのほとんど、9割以上が大分県で生産されています。
大分県でも臼杵市の生産量が多いです。
ここにはカボスの原木もあるということで以前臼杵市を訪ねたことがあります。
乙見や株ノ木という地域を周りました。この話は長くなるので割愛しますが。汗
カボスは酸味と独特な香りを楽しむものです。
皆さんもお気づきになったかと思いますが
カボスというのは緑色のものを想像するかと思います。
しかしそれだけではありません。
カボスというのは二回旬があると言われています。
最初の旬は8月から出荷される酸味が強く夏の暑さが吹き飛ぶ
緑色のグリーンカボス。
二回目の旬は10月下旬頃から黄色く色づく完熟カボス。
こちらは酸味が薄れまろやかな味になっています。
地元の方はこっちのほうが美味しいと言う方も結構いるようです。
なので是非機会があれば黄色い完熟カボスを食べていただきたいと思っています。
色付き関係なくカボスの旬は8月~11月くらいと思っていいでしょう。
【 保存方法 】
黄色カボスはポリ袋に入れて冷蔵庫へ。
冷凍も可能ですがその時は果汁を搾り出し別容器に入れて
冷凍保存したほうがいいでしょう。
グリーンカボスの鮮度劣化で黄色く変化しますが
樹上で完熟する黄色カボスとは風味が違いますので
ここは理解しておきましょう!
【 調理方法 】
搾り方としては、まずは半分に切ります。
種が多いので切り口を上に向けて搾るといいでしょう。
また皮にも栄養があるので、細かく切り鍋などに入れると良いかも!
秋刀魚や刺身、お肉などの付け合せで十分楽しめます。
またはお味噌汁に一搾りしたり、鍋物にも輪切りにして煮込むのも
たまりませんね~!!
お酒が好きならば焼酎やハイボールと合わせるのも…
上記のものはグリーンカボスでも同じなので両方試してみて
その違いを楽しんでください。
【 栄養・機能性成分 】
主に
・クエン酸
・ビタミンc
・ナリンジンなど
レモンの二倍のクエン酸含有量があるカボスは疲労回復にも効果的です。
ナリンジンは柑橘系に含まれる成分で強い抗酸化作用があり
大腸ガンのリスクを下げる役割があります。
そしてこのナリンジンは果汁よりも皮に多く含まれています。
大分県は大腸がんにかかる人が少ないというデータもあるくらい
このカボスに含まれるナリンジンが一役買っているのでしょう。
【 最後に 】
グリーンカボスも強い酸味に独特な香りも良いですが
少し寒くなる11月に出回る完熟カボスもまろやかな風味がクセに
なるくらいオススメです。
市場流通上の問題(熟れ具合や見た目など)、見ることが少ない完熟カボスですが
大分県のほうでも販路を広げようと努力されているみたいです。
美味しいものだからこそ、応援していていければと思います。