この時期は里芋が美味しくなる季節でもあります。
もし、あなたが山形に立ち寄った際
この里芋が目に入ったならば
絶対に買って食べていただきたい…
そんな幻の里芋のご紹介です。
(一般的な里芋にも共通している部分
があるので参考にしてください。)
【 悪戸いも 】
山形県にある「悪戸地区」から代々受け継がれてきた
里芋の伝統品種「悪戸いも」。
10~11月の短い期間しか出荷されません。
しかも栽培が難しいらしく、収量も多くないので
なかなか都市部まで流れないで地元で消費することが多い悪戸いも。
最近少しずつ注目されています。
悪戸いもの特徴は何と言っても
クセになるネットリとした食感です!
これを食べたら病みつきになること間違いない!
【 保存方法 】
悪戸いもは石川早生や土垂といった品種の里芋と同じで
土がついた状態で新聞紙に包み、風通しの良い冷暗所で保管しましょう。
冷蔵庫だと低温障害が起きるので注意。
【 調理方法 】
山形といえば芋煮!!ですが、今回は鶏肉を使った簡単な鍋を作りました。
(一人~二人分)
・悪戸いも 250g
・人参 1/2本
・鶏肉 200g
・シメジ、大根、ゴボウ、ネギ お好みで
・水 900ml
・醤油 大さじ4 酒 大さじ2 みりん 大さじ2
悪戸いもと人参、大根を食べやすい大きさに切ってから
鍋に入れ調味料も加え煮ます。
このときにアクをしっかりとってくださいね。
里芋が柔らかくなってきたら、今度は鶏肉とシメジを入れます。
アクを取りながら鶏肉に火が通るまで煮ていきます。
完成です。意外に簡単!
里芋は下茹でしてアクをしっかり取りますが
味噌汁や鍋物でとろみがほしい時は
そのまま鍋に投入して調理します。そのほうがとろみも増し美味しいです。
【 栄養・機能性成分 】
主に
・ガラクタン
・カリウム
・食物繊維など
里芋特有のぬめりはガラクタンによるものです。
ガラクタンはガン細胞の抑制や動脈硬化の予防にも役立つといわれています。
【 最後に 】
この時期でしか食べれない、この地域でしか栽培できない
そんな旬でレアな山形の伝統野菜・悪戸いも。
もし今年食べるのを逃した方は、来年チャレンジしてみてくださいね!
もしかした来年、「風のヒト」でも取り扱いが始まるかも!?